童磨とは?強さ・過去・しのぶとの関係を解説

鬼滅の刃

『鬼滅の刃』に登場する十二鬼月の一人、上弦の弐・童磨(どうま)。

いつも笑顔を浮かべ、親しみやすそうに話す一方で、人間を食べることにほとんど罪悪感を持たない非常に恐ろしい鬼です。

「童磨はどれくらい強い?」
「なぜ上弦の弐なの?」
「人間だったころはどんな人物?」
「なぜ感情がない?」
「胡蝶しのぶやカナエとの関係は?」
「伊之助の母親とも関係がある?」
「童磨は最後に誰が倒した?」

など、気になる人も多いでしょう。

結論からいうと、童磨は上弦の参・猗窩座より上位に位置する上弦の弐であり、氷を使った強力な血鬼術を操る鬼です。

さらに胡蝶しのぶの姉・胡蝶カナエと、嘴平伊之助の母・琴葉を殺した人物でもあります。

そして童磨を倒すために、しのぶは自分の命そのものを利用する壮絶な作戦を準備していました。

今回は童磨とは何者なのか、強さ・過去・血鬼術・しのぶとの関係・死亡理由まで詳しく解説します。

※この記事には無限城編までのネタバレが含まれます。

結論|童磨は感情を理解できない上弦の弐

童磨は十二鬼月の、

上弦の弐

です。

上弦の壱・黒死牟に次ぐ順位であり、猗窩座よりも上位。

最大の特徴は、

氷を操る血鬼術

です。

しかし童磨というキャラクターの本当の恐ろしさは、強さだけではありません。

人間を殺しても悲しまない。

人を食べても罪悪感がない。

他人の悲しみを理解しているような言葉を口にしても、本人はほとんど何も感じていない。

つまり童磨は、人間の感情を外側から観察し、それらしく振る舞っている人物なのです。

童磨とは?

童磨は鬼舞辻無惨直属の精鋭「十二鬼月」の一人。

階級は、

上弦の弐。

虹色の瞳を持ち、瞳には上弦の弐を示す文字が刻まれています。

普段は笑顔で話し、非常に社交的。

猗窩座にも親しげに接しています。

しかし猗窩座からはかなり嫌われています。

一見すると明るく人当たりのいい人物ですが、その内面は人間とは大きく異なります。

童磨の人間時代とは?

童磨は人間だったころから、

万世極楽教

という宗教団体と深く関わっていました。

童磨の両親は、その特徴的な容姿や虹色の瞳を見て、

神に選ばれた特別な子ども

のように扱います。

そして幼い童磨を教祖として、多くの信者が集まるようになりました。

信者たちは童磨のもとを訪れ、

苦しい。

悲しい。

助けてほしい。

救ってほしい。

と悩みを打ち明けます。

しかし童磨本人には、その気持ちがよく理解できませんでした。

童磨には感情がなかった?

童磨は幼いころから、

他人と同じような感情を十分に実感できない人物

として描かれています。

信者が泣きながら悩みを話しても、心から共感することができません。

それでも、

「ここでは悲しむべきだ」

「こう言えば相手は喜ぶ」

ということは理解できます。

そのため童磨は、笑顔を作ったり、優しい言葉を口にしたりします。

つまり、感情があるように振る舞うことはできるが、その感情を本人が同じように感じているとは限らないのです。

これが童磨の不気味さにつながっています。

童磨の両親はどうなった?

童磨の父親は、女性信者たちと関係を持っていました。

それを知った母親は激怒。

父親を殺害し、その後自らも命を絶ちます。

普通なら子どもにとって非常に大きな出来事です。

しかし童磨が気にしたのは、

部屋に残った血の臭いや汚れ

でした。

両親を失った悲しみよりも、部屋を早く片づけたいという感覚が先に出ています。

この場面からも、童磨が幼いころから一般的な感情を理解しにくかったことが分かります。

童磨はなぜ鬼になった?

童磨はその後、

鬼舞辻無惨と出会って鬼になります。

人間時代から教祖として人々の悩みを聞いていた童磨は、鬼になった後も万世極楽教を続けています。

ただし「人を救う」という考え方が非常に歪んでいます。

童磨は人間を食べることについて、

自分の身体の一部になることで、その人は救われる

というような独自の理屈を持っています。

もちろん、これは童磨自身の一方的な考えです。

人を救っているつもりで食べる。

ここに童磨の異常性があります。

童磨は昔、上弦の陸だった

童磨は最初から上弦の弐だったわけではありません。

過去の描写では、

上弦の陸

だった時期があります。

妓夫太郎と堕姫が鬼になるきっかけにも関わっています。

その後、童磨は順位を上げ、

上弦の弐

へ到達しました。

つまり十二鬼月の中でも、非常に高い速度で強くなった鬼と考えられます。

童磨と猗窩座はどちらが強い?

十二鬼月の順位では、

童磨が上弦の弐

猗窩座が上弦の参

です。

そのため基本的な序列では、

童磨が上

となります。

童磨自身も猗窩座より後に鬼になりながら、自分が上位になったことを話しています。

ただし二人は戦闘スタイルが大きく異なります。

猗窩座は近接格闘戦に特化。

童磨は広範囲の血鬼術を使います。

単純な腕力だけではなく、血鬼術や相性まで含めて童磨が上弦の弐に位置していると考えるのがよいでしょう。

童磨の能力|氷を操る血鬼術

童磨は、

冷気・氷を利用した血鬼術

を使います。

武器として使用するのは扇。

扇を振ることで冷気や氷を発生させ、広範囲を攻撃できます。

代表的な技には、

蓮葉氷

蔓蓮華

枯園垂り

凍て曇

散り蓮華

などがあります。

さらに強力なのが、

結晶ノ御子

や

霧氷・睡蓮菩薩

です。

単純な氷の攻撃だけではなく、非常に広い範囲へ攻撃を展開できるのが童磨の強みです。

童磨の血鬼術は鬼殺隊と相性が悪い

童磨の能力が特に恐ろしい理由は、

冷気そのものが呼吸を使う剣士にとって危険

だからです。

鬼殺隊士は「全集中の呼吸」によって身体能力を高めます。

つまり戦闘中、大量に呼吸する必要があります。

しかし童磨の冷気を吸い込めば、

肺にダメージを受ける危険

があります。

近づいて斬ろうとするほど冷気を吸う可能性が高くなる。

そのため童磨は、

呼吸を使う鬼殺隊士にとって非常に相性の悪い敵

なのです。

童磨と胡蝶カナエの関係

童磨は、

胡蝶カナエを死に追いやった鬼

です。

カナエは胡蝶しのぶの姉で、かつての花柱。

カナエは童磨と戦い、致命傷を負いました。

夜明けが近づいたことで童磨はその場を離れますが、カナエはその傷によって死亡します。

死の直前、カナエはしのぶへ童磨の特徴を伝えました。

ここから、

胡蝶しのぶと童磨の長い因縁

が始まります。

童磨と胡蝶しのぶの関係

しのぶにとって童磨は、

最愛の姉を殺した仇

です。

しのぶは表面上いつも笑顔を浮かべていますが、心の中には鬼への激しい怒りがあります。

特に童磨への思いは強烈でした。

しかし問題があります。

しのぶには、

鬼の頸を斬り落とす腕力がありません。

通常の方法では、上弦の弐である童磨を倒すことは極めて難しい。

そこでしのぶは、

最初から自分の命まで利用した作戦

を準備します。

しのぶの毒は童磨に効かなかった?

無限城で童磨と遭遇したしのぶは、

藤の花の毒

を使って攻撃します。

通常の鬼であれば非常に危険な毒です。

しかし童磨は上弦の弐。

驚異的な身体能力と分析力によって、しのぶの毒を分解・適応していきます。

しのぶが毒の調合を変えても、それだけでは決定打になりません。

最終的にしのぶは童磨に致命傷を負わされ、

身体ごと吸収されて死亡

します。

しかし、これはしのぶの敗北だけを意味する場面ではありません。

しのぶは自分自身を毒にしていた

童磨を倒すため、しのぶは長期間、

藤の花の毒を自分の身体へ取り込んでいました。

その量は、

しのぶの体重37kg分に相当するほどの大量の毒。

しのぶは童磨が女性を好んで食べる性質を利用し、

「自分を食べさせる」

ことまで作戦に組み込んでいたのです。

童磨はそれを知らず、しのぶを吸収。

その結果、体内へ途方もない量の藤の花の毒が入ります。

童磨と栗花落カナヲの関係

しのぶの死後に童磨と戦うのが、

栗花落カナヲ

です。

カナヲは胡蝶姉妹に救われ、育てられた少女。

しのぶの継子でもあります。

つまり童磨は、

カナヲにとって大切な二人の女性を奪った存在

です。

カナヲは高い動体視力と花の呼吸を使って童磨と戦います。

しかし、それでも上弦の弐は強敵。

そこへもう一人、童磨と深い因縁を持つ人物が現れます。

童磨と伊之助の関係

その人物が、

嘴平伊之助

です。

実は伊之助の母、

嘴平琴葉

も童磨によって殺されています。

琴葉は夫やその家族から逃げ、幼い伊之助を連れて万世極楽教へたどり着きました。

童磨は琴葉の美しい容姿や歌声を気に入り、しばらく彼女をそばに置いていました。

しかし琴葉は、

童磨が信者を食べていること

に気づきます。

真実を知った琴葉は伊之助を連れて逃走。

追い詰められた末、幼い伊之助だけでも助けようと崖から川へ投げ落とします。

その後、琴葉自身は童磨に殺され、食べられてしまいました。

童磨を倒したのは誰?

最終的に童磨の頸を斬ったのは、

栗花落カナヲと嘴平伊之助

です。

しかし二人だけの力で童磨を倒したわけではありません。

決定的だったのが、

胡蝶しのぶの毒

です。

しのぶを吸収した童磨は、体内に蓄積されていた大量の毒によって急激に弱体化。

身体が崩れ、再生能力や血鬼術にも影響が出ます。

そこへカナヲと伊之助が攻撃。

二人が協力して童磨の頸を斬ります。

つまり童磨を倒したのは、

しのぶ・カナヲ・伊之助の三人

と考えるのが最も適切でしょう。

童磨はなぜ最後にしのぶへ「恋」をした?

死亡後、童磨はしのぶと再び向き合います。

そこで童磨は初めて、

胸が高鳴るような感覚

を経験します。

そしてしのぶに対し、これが恋なのではないかと語ります。

人間だったころから他人の感情を理解できず、鬼になってからも人を食べ続けてきた童磨。

そんな彼が、

死んだ後になって初めて感情らしいものを知る

という皮肉な場面です。

もちろんしのぶは童磨を許しません。

童磨からの申し出も容赦なく拒絶します。

童磨は本当に「何も感じない」鬼だったのか?

童磨は物語の大部分で、

感情が欠落した人物

として描かれます。

しかし最期にしのぶへ見せた反応を考えると、

「感情が完全に存在しなかった」

と断定するより、

感情をほとんど理解・実感できないまま生きてきた人物

と見るほうがよいでしょう。

死の瞬間に初めて何かを感じた可能性があります。

だからこそ童磨の最期は、ほかの上弦とはかなり異質です。

猗窩座と童磨の違い

童磨と猗窩座は対照的な鬼です。

猗窩座は人間時代の記憶を失っていても、

守りたい。

強くなりたい。

女性を食べない。

といった人間時代の価値観が無意識に残っています。

一方の童磨は、人間だったころから他人の感情を理解できませんでした。

つまり、

鬼になって人間性を失った猗窩座

というより、

人間だったころから人間の感情を理解できなかった童磨

という違いがあります。

この対比も、上弦の鬼たちの面白いところです。

童磨は黒死牟より弱い?

十二鬼月の順位では、

黒死牟=上弦の壱

童磨=上弦の弐

です。

したがって基本的には、

黒死牟のほうが上

と考えてよいでしょう。

黒死牟は月の呼吸、血鬼術、透き通る世界、数百年の剣術経験を持つ別格の存在です。

童磨も非常に強力ですが、十二鬼月の頂点は黒死牟です。

一方で童磨は広範囲攻撃や冷気を使えるため、

対鬼殺隊という意味では非常に厄介な能力

を持っています。

童磨が恐ろしい本当の理由

童磨の恐ろしさは、

残酷なことを笑顔で行えること

です。

黒死牟には縁壱への嫉妬。

猗窩座には強さへの執着。

妓夫太郎には妹への愛情。

それぞれ鬼になっても、人間だったころから続く強い感情があります。

しかし童磨は違います。

人間を食べながら、

「救っている」

と本気で考える。

相手が悲しんでいても、その悲しみを同じようには感じない。

それでも人間らしい言葉や笑顔を使うことはできる。

外見や言葉は人間らしいのに、内側に同じ感情が存在しない。

そこが童磨という鬼の最大の不気味さです。

まとめ|童磨はしのぶ・カナヲ・伊之助の因縁が集約された上弦の弐

童磨は、

十二鬼月・上弦の弐

です。

氷や冷気を操る強力な血鬼術を持ち、上弦の参・猗窩座よりも上位に位置しています。

人間だったころから万世極楽教の教祖として育てられ、多くの人の悩みを聞いてきました。

しかし本人は他人の悲しみや苦しみをほとんど理解できません。

鬼になった後も教祖を続け、

「食べて自分の一部にすることが救い」

という歪んだ考えのもとで人間を食べ続けました。

そして童磨は、

胡蝶カナエ

胡蝶しのぶ

栗花落カナヲ

嘴平琴葉

嘴平伊之助

という多くの人物と因縁を持っています。

最終的には、しのぶが命を懸けて仕込んだ藤の花の毒によって弱体化。その意志を受け継いだカナヲと伊之助によって頸を斬られます。

童磨は一人の剣士によって倒されたのではありません。

カナエからしのぶへ。

しのぶからカナヲへ。

琴葉から伊之助へ。

大切な人を奪われた者たちの想いがつながったことで、ようやく上弦の弐を倒すことができました。

童磨とは、感情を理解できないまま人を「救っている」と信じ続け、最後になって初めて感情らしきものに触れた、上弦の中でも特に異質な鬼なのです。

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