とんがり帽子のアトリエのつばあり帽とは?目的・メンバーを徹底解説

とんがり帽子のアトリエ

『とんがり帽子のアトリエ』で、物語の大きな謎を握っている「つばあり帽」。

ココが魔法使いになるきっかけからキーフリーの過去まで、物語の重要な出来事の裏には、つばあり帽の存在が見え隠れしています。

しかし、

「つばあり帽って何?」
「悪い魔法使いなの?」
「目的は?」
「誰がメンバー?」
「なぜココを狙っている?」

と疑問に感じている人も多いでしょう。

結論からいうと、つばあり帽とは、現在の魔法社会で禁じられている魔法を扱い、魔法使いたちのルールから外れて活動している者たちです。

ただし、『とんがり帽子のアトリエ』では単純な「悪の組織」として片づけられない部分もあります。

この記事では、つばあり帽の意味や目的、主要メンバー、ココやキーフリーとの関係について解説・考察します。

※原作の重要なネタバレを含みます。

▶ とんがり帽子のアトリエ完全ガイド

つばあり帽とは?

「つばあり帽」とは、現在の魔法社会で禁じられている魔法に手を出す魔法使いたちを指す呼び名です。

名前の由来は、その姿にもあります。

現在の魔法社会に属する一般的な魔法使いたちは、「とんがり帽子」を象徴的に身につけています。

一方、禁じられた魔法を扱う者たちはつばのある帽子を身につけていることから、「つばあり帽」と呼ばれています。

単なるファッションの違いではありません。

「とんがり帽子」と「つばあり帽」には、魔法に対する思想や立場の違いが表れていると考えることができます。

つばあり帽は何をしている?

つばあり帽を理解するには、まず現在の魔法社会のルールを知る必要があります。

『とんがり帽子のアトリエ』の世界では、魔法使いだからといってすべての魔法を自由に使えるわけではありません。

魔法の秘密を「知らざる者」に明かさないことに加えて、人間の身体へ直接作用するような魔法など、危険性の高い魔法は厳しく制限されています。

過去に魔法が戦争や争いなどに利用され、多くの犠牲を生んだからです。

現在の魔法社会は、そうした歴史を繰り返さないために厳しい掟を作りました。

しかし、つばあり帽はそのルールに従いません。

現在は禁止されている魔法を研究・使用し、魔法の可能性そのものを追求している存在なのです。

つばあり帽の目的は?

つばあり帽全体の目的を「世界征服」のような一つの言葉で説明することは難しいでしょう。

重要なのは、「現在の魔法社会が禁止している領域へ踏み込んでいる」という点です。

現在の魔法使いたちは、危険な魔法を禁止することで人々の安全を守ろうとしています。

対して、つばあり帽側には、魔法そのものの可能性を制限しない考え方が見えてきます。

つまり両者の対立には、

とんがり帽子側=危険な魔法を制限して秩序を守る

つばあり帽側=禁忌に縛られず魔法の可能性を追求する

という構図があります。

ただし、つばあり帽が行っていることの中には、他者を傷つける危険な行為も存在します。

「自由を求めているから正しい」と単純に評価できるわけでもありません。

つばあり帽の主要メンバー一覧

物語に登場するつばあり帽側の人物として、特に押さえておきたいのが以下のキャラクターです。

キャラクター特徴・関係
イグイーンココに強い関心を示す謎の魔法使い
ササランつばあり帽側の人物
エコーつばあり帽側に関係する魔法使い
エトランエコーとともに行動する人物

つばあり帽には複数の魔法使いが存在しており、それぞれが同じ考え方や目的で行動しているとは限りません。

特に重要なのがイグイーンです。

イグイーンとは?

つばあり帽の中でも、ココの物語に深く関係している人物がイグイーンです。

顔を仮面のようなもので覆った謎の魔法使いで、ココに対して強い関心を持っています。

イグイーンは単純にココを倒そうとしているわけではありません。

むしろ、ココを魔法使いとして成長させようとしているように見えるところが重要です。

ココの前に試練となるような出来事を用意し、彼女がどのように魔法を使うのかを観察しています。

そのため、「なぜイグイーンはココにそこまで興味を持つのか?」という疑問が生まれます。

ここは、つばあり帽の目的を考えるうえでも大きな謎です。

なぜつばあり帽はココを狙う?

ココはもともと魔法使いではありません。魔法の仕組みを知らずに暮らす「知らざる者」でした。

しかし偶然キーフリーが魔法を使うところを目撃し、

「魔法は魔法陣を描けば誰でも使える」

という秘密を知ってしまいます。

この経歴こそ、ココが非常に特殊な理由です。

生まれたときから魔法使いとして育った人物は、現在の魔法社会のルールを「当たり前」として学びます。

しかしココには、その常識がありません。

「なぜこの魔法は禁止なの?」

「人を助けられるのに、どうして使ってはいけないの?」

と疑問を持つことができます。

つばあり帽からすれば、ココは現在の魔法社会の常識に染まっていない魔法使いです。

そのため、ココが将来的に魔法界そのものを変える存在になると考え、注目している可能性があります。

ココが持っていた魔法の絵本との関係

さらに重要なのが、ココが幼いころに手に入れた魔法の絵本と道具です。

ココは幼少期、祭りで謎の魔法使いと出会い、魔法に関係する絵本と道具を手に入れました。

当時のココは魔法の秘密を知らなかったため、それが本物の魔法につながるものだとは理解していませんでした。

しかし、この出来事は偶然だったのでしょうか。

物語を読み進めると、

ココは魔法使いになる以前から、つばあり帽側によって魔法の世界へ導かれていた可能性

が見えてきます。

つまりココがキーフリーの弟子になったことさえ、もっと大きな計画の一部だった可能性があるのです。

つばあり帽とキーフリーの因縁

つばあり帽を語るうえで欠かせないのが、キーフリーとの関係です。ココたちの師匠であるキーフリーは、つばあり帽を強く追っています。

その理由は彼の過去にあります。

キーフリーは幼いころ、つばあり帽によって連れ去られ、ある儀式に巻き込まれました。

そこで彼は右目を奪われています。

つまりキーフリーにとってつばあり帽は、単なる「魔法界の犯罪者」ではありません。

自分の人生を大きく変えた存在です。

キーフリーがつばあり帽に異常なほど執着するのは、

「なぜ自分が狙われたのか?」

「右目を何に使ったのか?」

という過去の真相を知りたいからでもあります。

つばあり帽と魔警団の違い

つばあり帽と対照的な存在として登場するのが「魔警団」です。

魔警団は魔法界の秩序を守る側。

イースヒースたちは、禁止された魔法や魔法の秘密に関係する事件を取り締まっています。

簡単に整理すると、

魔警団
→ 現在の魔法社会のルールを守る

つばあり帽
→ 現在のルールから外れ、禁止された魔法にも踏み込む

という関係です。

その中間にいるのがココやキーフリーなのが、本作の面白いところでしょう。

つばあり帽は本当に悪なのか?

ここが『とんがり帽子のアトリエ』を考察するうえで非常に面白いポイントです。

物語序盤では、つばあり帽は明確に「危険な存在」として描かれます。

実際、他人を傷つけたり、危険な魔法を使用したりする行為がある以上、その行動を肯定することはできません。

しかし物語が進むと、

「では現在の魔法社会は完全に正しいのか?」

という疑問も生まれてきます。

たとえば、禁止されている魔法を使えば救える人がいたとします。

それでも、

「禁止されているから使ってはいけない」

と言えるのでしょうか。

一方で、一度例外を認めれば、危険な魔法が再び広がる可能性もあります。

つまり本作は、

自由か規制か

という単純な二択ではありません。

「魔法をどこまで許すべきなのか」という難しい問題を描いているのです。

考察|つばあり帽がココに期待しているものとは?

つばあり帽、特にイグイーンがココに期待しているのは、単純な戦闘能力ではないと考えられます。

ココ最大の特徴は、魔法界の常識に染まっていないことです。

しかもココは、

「魔法で人を幸せにしたい」

という強い理想を持っています。

現在の魔法社会では救えない人。

禁止魔法なら救えるかもしれない人。

そんな存在に出会ったとき、ココはどちらを選ぶのでしょうか。

掟を守るのか。

それとも人を救うために掟を破るのか。

つばあり帽は、ココをそうした選択へ導こうとしているようにも見えます。

もしそうなら、彼らが求めているのは「ココを仲間にすること」だけではありません。

ココ自身に現在の魔法社会の矛盾を気づかせること

なのかもしれません。

考察|最終的にココはどちらにも属さない?

物語の結末を考えるうえで注目したいのが、ココが最終的にどちらの思想を選ぶのかです。

現在の魔法社会には、人々を守るために作られたルールがあります。

しかし、そのルールによって救えない人もいます。

一方、つばあり帽は魔法の可能性を広げようとしますが、そのために危険な行為へ踏み込むこともあります。

そのためココは、とんがり帽子にも、つばあり帽にも完全には属さない第三の答えを見つける可能性があります。

危険な魔法を無制限に認めるのではない。しかし「禁止だから」という理由だけで可能性を閉ざすのでもない。

魔法で人を幸せにするための新しいルールを作る。

もしココがその道を選ぶなら、「知らざる者」から魔法使いになった彼女だからこそ、魔法界を変えられることになります。

まとめ|つばあり帽は魔法界の禁忌に挑む存在

『とんがり帽子のアトリエ』のつばあり帽とは、現在の魔法社会で禁じられている魔法にも踏み込み、既存のルールから外れて活動する魔法使いたちです。

代表的な人物としてイグイーンやササランらが登場し、特にイグイーンはココへ強い関心を示しています。

また、キーフリーが幼いころに右目を奪われた事件にも、つばあり帽が深く関係しています。

そのため、

ココ=つばあり帽が未来を託そうとしている可能性のある存在

キーフリー=つばあり帽によって過去を奪われた存在

という対照的な構図も見えてきます。

そして重要なのは、つばあり帽を単なる悪役として考えないことです。

彼らの行動には危険な部分がありますが、同時に現在の魔法社会にも矛盾があります。

「危険だから魔法を禁止するべきなのか」

「人を救えるなら禁じられた魔法を使ってもいいのか」

「そもそも魔法の知識を一部の人だけが独占していいのか」

こうした問いが、つばあり帽とココを通して描かれていきます。

つばあり帽の本当の目的、そしてココを導こうとする理由が明らかになったとき、『とんがり帽子のアトリエ』の魔法社会そのものが大きく変わるのかもしれません。

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