『とんがり帽子のアトリエ』で、ココやアガット、テティアとともにキーフリーのもとで魔法を学んでいるリチェ。
物静かでマイペースな少女ですが、
「他の人の魔法はいらない」
というほど、自分の魔法に強いこだわりを持っています。
そのため、
「リチェはなぜ他人の魔法を嫌うの?」
「以前の師匠と何があった?」
「リリ兄とは誰?」
「リチェはどんな魔法が得意?」
と気になった人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、リチェが自分の魔法にこだわる理由には、かつての師匠から自分の発想や魔法を否定された過去が大きく関係しています。
しかしココやキーフリーたちとの出会い、そして第2の試験を通して、リチェの考え方にも少しずつ変化が生まれていきます。
この記事では、リチェの性格や過去、得意な魔法、兄・リリフィン、以前の師匠との関係について詳しく解説します。
※原作・アニメのネタバレを含みます。
リチェとは?
リチェは、キーフリーのアトリエで学んでいる見習い魔法使いです。
本名はリチェリット。
ココがアトリエへやってくる以前から、アガット、テティアと一緒にキーフリーの弟子として魔法を学んでいました。
リチェの特徴を簡単にまとめると、
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | リチェ(リチェリット) |
| 立場 | 見習い魔法使い |
| 現在の師匠 | キーフリー |
| 仲間 | ココ・アガット・テティア |
| 家族 | 兄・リリフィン |
| 性格 | 物静か・マイペース・頑固 |
| 得意 | 小さな魔法陣を素早く描く |
| 特徴 | オリジナルの魔法への強いこだわり |
一見すると感情をあまり表に出さない少女ですが、自分が大切にしているものに関しては非常に頑固。
特に強いこだわりを持っているのが、**「自分の魔法」**です。
リチェはどんな魔法が得意?
リチェは、小さな魔法陣を素早く描くことを得意としています。
『とんがり帽子のアトリエ』では、魔法使いの強さが単純な「魔力量」で決まるわけではありません。
魔法陣についての知識や描く技術、そして組み合わせを考える発想力が重要になります。
その中でもリチェは、自分自身で考えたオリジナルの魔法を作ることが好きです。
大きくて派手な魔法を使うというより、「自分が描きたいと思った魔法を、自分の方法で形にする」ことを大切にしています。
これは単なる趣味ではありません。
リチェというキャラクターの生き方そのものにつながっています。
リチェはなぜ他人の魔法を勉強したがらない?
ココは魔法についてもっと知りたいと積極的に勉強します。
一方、リチェは他人が作った魔法や教本に載っている魔法を学ぶことに消極的です。
「せっかく魔法使いなのに、どうして勉強しないの?」と思ってしまいますよね。
しかしリチェが勉強そのものを嫌っていると考えると、少し違います。
リチェが嫌っているのは、「自分の意思を無視され、誰かが決めた魔法を描かされること」なのです。
その原因は、キーフリーのアトリエへ来る前の経験にありました。
リチェには以前の師匠がいた
実はキーフリーは、リチェにとって最初の師匠ではありません。
以前、リチェは別の魔法使いに弟子入りしていました。
そこでリチェは、自分の好きな魔法を自由に描こうとします。ところが以前の師匠は、そうしたリチェのやり方を認めてくれませんでした。
師匠が求めていたのは、教えられた方法を正しく学ぶこと。
リチェが自分なりの方法で魔法を描いても、それを評価してもらえなかったのです。
幼いリチェにとって、
「自分で考えた魔法を否定される」
という経験は大きな傷になりました。
リチェの魔法が否定された過去
リチェはもともと、自分で魔法を考えることが大好きな少女でした。
決められた答えをそのまま描くのではなく、
「こうしたらどうなる?」
「こんな魔法があったら面白い」
と自由に考えるタイプです。
しかし以前の師匠は、その発想を尊重してくれませんでした。師匠からすれば、まず基礎を覚えさせようとしていたのかもしれません。
ところがリチェにとっては、
「あなたの魔法には価値がない」
と言われているように感じられたのでしょう。
その結果、リチェは他人から魔法を教えられること自体に強い抵抗を持つようになります。
リチェの兄・リリフィンとは?
そんなリチェの過去を理解するうえで、もう一人欠かせない人物がいます。
兄のリリフィンです。
リチェは幼いころからリリフィンと仲が良く、兄を慕っていました。
そしてリリフィンは、リチェの自由な発想を認めてくれる人物でもありました。
周囲の大人から自分の魔法を否定されても、兄だけは「リチェの魔法には価値がある」と認めてくれる。
だからこそリリフィンは、リチェにとって非常に大切な存在だったのです。
リチェが以前の師匠へ弟子入りした理由
リチェが以前の師匠のもとへ入った背景にも、兄・リリフィンが関係しています。
リリフィンが魔法使いのもとへ弟子入りしたことで、兄妹は離れることになります。
兄が大好きだったリチェは、再び一緒に過ごすため、兄と同じ師匠のもとへ入ります。
しかし、そこで待っていたのが自分の魔法を否定される日々でした。
さらにリリフィン自身も、師匠との関係の中で苦しんでいきます。
リチェにとって、「師匠の言うことに従う魔法使いになる」という生き方そのものが嫌になってしまったのでしょう。
最終的に以前の師弟関係を解消し、キーフリーのもとへやってきます。
キーフリーは以前の師匠と何が違う?
キーフリーも、リチェに魔法を教える「大人」です。
しかし以前の師匠との大きな違いは、弟子自身の考え方を尊重しようとすることです。
もちろんキーフリーも、リチェに何でも好き勝手させるわけではありません。
魔法使いとして必要な知識を身につけてほしいと考えています。
だからこそ、他の魔法も学ぶよう促すことがあります。
しかし、
「先生の言う通りにしなさい」
と押しつけるのではなく、リチェ自身が納得できる方法を探そうとします。
この環境が、少しずつリチェを変えていくことになります。
ココとリチェの関係
リチェの変化に影響を与える人物の一人がココです。
ココは「知らざる者」だったため、魔法について知らないことばかり。
しかし、魔法に対する好奇心は非常に強い少女です。
そしてココは、リチェの魔法を見たときに、
「教本と違うからダメ」
とは考えません。
純粋に、
「この魔法、すごい」
と受け止めることができます。
これはリチェにとって大きな意味を持ちます。
以前の師匠に否定された自分の魔法を、ココは面白いもの、美しいものとして見てくれるからです。
リチェにとってココは、自分の魔法をそのまま受け入れてくれる存在になっていきます。
第2の試験でリチェはどう変わる?
リチェの成長を考えるうえで重要なのが「第2の試験」です。
リチェはもともと、一人前の魔法使いになるための試験にも積極的ではありませんでした。
誰かに決められた課題へ挑戦すること自体が、以前の師匠との経験を思い出させる部分もあったのでしょう。
しかし試験では、自分の魔法だけでは解決できない問題にも直面します。
そこで重要になるのが、「他人の魔法を学ぶこと=自分の魔法を捨てることではない」という考え方です。
新しい知識を得ても、自分らしさが消えるわけではありません。むしろ他人の知識と自分の発想を組み合わせれば、これまで以上に自由な魔法を作れる可能性があります。
この気づきは、リチェにとって非常に大きな成長です。
リチェの本当の才能とは?
リチェの才能は、単に小さな魔法陣を描くのが速いことだけではありません。
最大の武器は、
「魔法を自分なりに組み替える発想力」
ではないでしょうか。
もともとリチェは、決められた魔法をそのまま使うより、自分で考えることを好みます。そこへ他人から得た知識が加われば、できることは一気に増えていきます。
つまりリチェに必要だったのは、
「自分の魔法を捨てて他人の魔法を覚えること」
ではありません。
自分の魔法をもっと自由にするために、他人の知識も利用することだったのです。
リチェとココは似ている?
一見すると、リチェとココはかなり違います。
しかし実は、二人には共通点があります。
それは、
「決められた常識に疑問を持てること」
です。
ココは知らざる者として育ったため、魔法界の常識に縛られていません。
リチェは自分の魔法を否定された経験から、「先生が言っているから正しい」という考えを嫌います。
理由は違いますが、二人とも、
「本当にこの方法しかないの?」
と考えることができます。
だからこそ、ココとリチェは魔法の可能性を広げる存在になっていくのかもしれません。
考察|リチェの成長テーマは「自由」と「学ぶこと」の両立
リチェの物語で描かれているのは、
自由にすることと、誰かから学ぶことは両立できる
というテーマではないでしょうか。
以前のリチェにとって、
「教えてもらうこと」
は、
「自分らしさを奪われること」
とほぼ同じ意味になっていました。
しかしキーフリーやココたちとの経験を通じて、それが必ずしも同じではないと知っていきます。
他人から学ぶ。
でも、そのまま真似する必要はない。
学んだ知識を使って、自分なりの魔法を作ればいい。
それに気づいたとき、リチェの魔法はさらに大きく広がっていくでしょう。
まとめ|リチェは「自分の魔法」を守りながら成長する少女
『とんがり帽子のアトリエ』のリチェは、キーフリーのもとで学ぶ見習い魔法使いです。
物静かでマイペースですが、自分の魔法に関しては非常に強いこだわりを持っています。
その背景にあるのが、以前の師匠との関係です。
自由に考えた魔法を否定されたことで、リチェは、「他人の魔法はいらない」と考えるようになりました。
一方、兄・リリフィンはリチェの魔法を認めてくれた大切な存在です。
そして現在の師匠キーフリーやココたちは、リチェ自身の考え方を尊重しながら、新しい世界を見せてくれます。
リチェが学んでいくのは、
「他人から学んでも、自分らしさは失われない」
ということ。
自分の魔法を守りながら、新しい知識を取り入れていく。
その変化こそ、リチェというキャラクター最大の成長なのではないでしょうか。
ココたちとともに成長したリチェが、最終的にどんな「リチェだけの魔法」を生み出すのかにも注目です。


コメント