『鬼滅の刃』で鬼殺隊の前に立ちはだかる最強クラスの鬼「上弦」。
下弦の鬼とは比較にならないほど強く、柱でさえ簡単には倒すことができません。
「上弦の鬼は誰?」
「上弦の壱から陸まで一覧で知りたい」
「一番強い上弦は?」
「それぞれどんな血鬼術を使う?」
「死亡後に後任になった鬼は誰?」
と気になっている人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、物語序盤から存在する上弦の鬼は、黒死牟・童磨・猗窩座・半天狗・玉壺・妓夫太郎&堕姫です。
さらに物語が進むと、倒された上弦に代わって新たな鬼が上弦へ加わります。
この記事では、『鬼滅の刃』の上弦の鬼を一覧にして、それぞれの能力・血鬼術・人間時代・強さをわかりやすく解説します。
※ここから原作最終盤までのネタバレを含みます。
鬼滅の刃の上弦の鬼一覧
まずは、無限列車編から遊郭編前後で存在している上弦を整理してみましょう。
| 階級 | 名前 | 主な能力・特徴 |
|---|---|---|
| 上弦の壱 | 黒死牟 | 月の呼吸・刀を使った戦闘 |
| 上弦の弐 | 童磨 | 氷を操る血鬼術 |
| 上弦の参 | 猗窩座 | 破壊殺・圧倒的な格闘能力 |
| 上弦の肆 | 半天狗 | 分裂・感情による能力変化 |
| 上弦の伍 | 玉壺 | 壺を使った血鬼術 |
| 上弦の陸 | 妓夫太郎・堕姫 | 血鎌・帯による攻撃 |
上弦は数字が小さいほど基本的に上位。
つまり、上弦の壱である黒死牟が最高位です。
それでは一人ずつ詳しく見ていきます。
上弦の壱|黒死牟
上弦の鬼の頂点に立つのが黒死牟です。
六つの目を持ち、刀を使用する異様な姿が特徴。
そして黒死牟は、ほかの鬼とは大きく異なる能力を持っています。
それが、
「月の呼吸」
です。
黒死牟は鬼でありながら、鬼殺隊士と同じように呼吸と剣術を使います。
さらに鬼としての再生能力や身体能力も加わるため、剣士として極めて高い戦闘能力を誇ります。
黒死牟の正体は継国巌勝
黒死牟の人間時代の名前は継国巌勝。
そして彼の双子の弟が、
継国縁壱
です。
縁壱は「日の呼吸」を生み出した伝説的な剣士。
巌勝も非常に優秀な剣士でしたが、弟・縁壱にはどうしても届きませんでした。
その嫉妬や劣等感、そして剣士としてさらに強くなりたいという思いが、彼の人生を大きく変えていきます。
無惨の誘いを受け、やがて鬼となった巌勝。
「最強の弟を超えたい」
という願いに囚われ続けたことが、黒死牟という鬼を生み出した大きな理由です。
上弦の弐|童磨
上弦の弐は童磨です。
いつも笑顔を浮かべ、明るく親しみやすそうに見える鬼。しかし内面は非常に異質です。
童磨は人間の感情を理解することが苦手で、人間を食べることさえ「救い」のように考えています。
使用する血鬼術は、氷を操る能力。
扇を使いながら冷気や氷を発生させます。
この能力は非常に危険です。
鬼殺隊士にとって「呼吸」は戦闘の生命線ですが、童磨の冷気を吸い込めば肺へダメージを受ける危険があります。
つまり童磨は、呼吸を使う剣士に対して非常に相性の悪い能力を持っているのです。
童磨と胡蝶しのぶの因縁
童磨は胡蝶しのぶと深い因縁があります。
しのぶの姉・胡蝶カナエを殺した鬼が童磨だからです。
そのため、しのぶにとって童磨は姉の仇。
しかし童磨は上弦の弐。
通常の方法で倒すのは非常に困難です。そこでしのぶは、自分の身体や藤の花の毒を利用した壮絶な作戦を準備します。
最終的には栗花落カナヲと嘴平伊之助も戦いに加わり、童磨との決着へ向かいます。
上弦の参|猗窩座
上弦の参は猗窩座です。
『無限列車編』で煉獄杏寿郎と戦ったことで、強く印象に残っている人も多いでしょう。
猗窩座最大の特徴は、
圧倒的な近接格闘能力
です。
刀などの武器を持たず、自分の拳や蹴りを使って戦います。
血鬼術「破壊殺」を使い、遠距離にも衝撃波のような攻撃を放つことができます。
さらに「闘気」を感知することで相手の攻撃や動きを読み、強者との戦いを楽しみます。
猗窩座の人間時代は狛治
猗窩座の人間時代の名前は狛治です。
彼の過去は、『鬼滅の刃』の中でも特に悲しいエピソードの一つです。
病気の父。
師匠・慶蔵。
そして愛する女性・恋雪。
人間だった狛治は、大切な人たちを守ろうとしていました。しかし度重なる悲劇によって、彼の人生は壊れてしまいます。
その絶望の中で無惨と出会い、鬼となりました。
強さへ異常に執着する猗窩座の価値観も、人間だったころの経験と深く結びついています。
上弦の肆|半天狗
上弦の肆は半天狗です。
刀鍛冶の里編で炭治郎たちと戦います。
普段は小柄な老人の姿をしており、
「自分は弱い」
「自分は悪くない」
という態度を取っています。
しかし、その能力は非常に厄介です。
半天狗の特徴は、感情をもとに分裂する能力。
頸を斬られることで別の鬼が現れ、
積怒。
可楽。
哀絶。
空喜。
など、それぞれ異なる能力を使います。
さらに分裂した鬼が合体することで、強力な憎珀天も誕生します。
半天狗の本体はどこにいる?
半天狗戦を難しくしているのが、
分裂した鬼の頸を斬っても倒せない
ことです。
本体は非常に小さくなって隠れています。つまり強力な分裂体と戦いながら、本物の半天狗を探さなければなりません。
刀鍛冶の里編では炭治郎・禰豆子・玄弥・甘露寺蜜璃たちが協力して半天狗へ挑みます。
この戦いは禰豆子に起こる大きな変化にもつながります。
上弦の伍|玉壺
上弦の伍は玉壺です。
壺から身体を出す非常に異様な姿をしています。
自分を「芸術家」と考えており、人間を残酷な作品へ変えるなど歪んだ美意識を持っています。
血鬼術も壺に関係するものが中心です。壺から壺へ瞬間的に移動したり、水や魚を利用した攻撃を行ったりします。
さらに本気を出すと脱皮し、より強力な姿へ変化します。
玉壺vs時透無一郎
刀鍛冶の里編で玉壺と戦うのが霞柱・時透無一郎です。
序盤では玉壺の血鬼術によって無一郎も追い込まれます。しかし記憶を取り戻していく中で、無一郎には大きな変化が起こります。
それが、
痣の発現
です。
痣を発現した無一郎は身体能力を大きく高め、上弦の伍・玉壺と激しい戦いを繰り広げます。
この戦いは、後の「柱稽古」や最終決戦にもつながる重要な意味を持っています。
上弦の陸|妓夫太郎・堕姫
上弦の陸は少し特殊です。
妓夫太郎と堕姫という兄妹二人で上弦の陸を務めています。表向きは堕姫が遊郭へ潜伏していますが、真の脅威は兄・妓夫太郎です。
堕姫は帯を自在に操って攻撃。妓夫太郎は自らの血で作った鎌のような斬撃を使用します。
さらに妓夫太郎の攻撃には猛毒があり、音柱・宇髄天元ですら苦戦しました。
妓夫太郎と堕姫を倒す条件
二人が厄介なのは、
ほぼ同時に二人の頸を斬らなければならない
ことです。
片方だけを倒しても決着しません。
そのため遊郭編では、
宇髄天元。
炭治郎。
善逸。
伊之助。
禰豆子。
たちがそれぞれ役割を担いながら戦います。
妓夫太郎と堕姫もまた、人間だったころから兄妹で支え合って生きてきました。炭治郎と禰豆子とは「もう一つの兄妹」のような対比になっています。
上弦の鬼は入れ替わる
物語が進むと、上弦にも変化が起こります。
妓夫太郎と堕姫が倒されたあと、さらに刀鍛冶の里で半天狗や玉壺との戦いが行われます。
そこで無惨は、新たな上弦を加えます。
特に重要なのが、
獪岳
と、
鳴女
です。
新・上弦の陸|獪岳
獪岳は新たな上弦の陸となった鬼です。
もともとは鬼殺隊の剣士。
さらに我妻善逸とは、同じ桑島慈悟郎のもとで修業していた兄弟弟子にあたります。
使用するのは雷の呼吸。鬼になったことで血鬼術と雷の呼吸を組み合わせた戦い方を身につけています。
一方、善逸は雷の呼吸の壱ノ型しか使えませんでした。対照的な二人の戦いは、善逸の成長を象徴する重要な場面です。
新・上弦の肆|鳴女
半天狗の後任として上弦の肆となるのが鳴女です。琵琶を持った女性の鬼で、無限城を自在に操ります。
琵琶を鳴らすことで空間を変化させ、
部屋を移動させる。
人間や鬼を転送する。
無限城そのものを操作する。
といったことが可能です。
直接的な戦闘能力だけでなく、無惨側の拠点そのものを支配する能力を持っているため、最終決戦で非常に重要な存在となります。
上弦の鬼はなぜ強い?
上弦が圧倒的に強い理由の一つが、長い年月を生きていることです。
鬼は人間を食べることで力を増していきます。さらに上弦は無惨から大量の血を与えられ、高い再生能力と強力な血鬼術を持っています。
一方、人間である柱には寿命があります。
優秀な柱が誕生しても、戦死したり寿命を迎えたりすれば世代交代しなければなりません。
しかし鬼は倒されない限り長期間戦い続けられます。
この差が、「経験を積み続ける鬼」と「世代交代する人間」という圧倒的な壁を生み出しています。
上弦は100年以上顔ぶれが変わっていなかった?
上弦の強さを象徴するのが、長期間にわたって顔ぶれがほとんど変わっていなかったことです。
それほど柱でも上弦を倒すのは困難でした。しかし炭治郎たちの世代では、遊郭編で上弦の陸が倒されます。
ここから長く動かなかった状況が変わり始めます。
上弦が次々と倒されていくことで、無惨と鬼殺隊の戦いも最終局面へ向かっていきます。
上弦で一番強いのは誰?
上弦の中で最も強いのは、基本的に上弦の壱・黒死牟と考えてよいでしょう。
黒死牟は鬼としての力だけでなく、
月の呼吸。
剣術。
痣。
透き通る世界。
長年にわたる戦闘経験。
など、剣士としての能力も極めています。さらに人間時代から非常に優れた剣士でした。
その黒死牟ですら生涯意識し続けた存在が、双子の弟・継国縁壱です。
そのため強さの関係をたどると、上弦の鬼→黒死牟→継国縁壱→鬼舞辻無惨という、物語最大級の強さ・因縁クラスターへつながっていきます。
上弦と柱はどちらが強い?
基本的には、上弦の鬼は柱一人でも簡単には勝てないほど強いと考えられます。
猗窩座と煉獄。
童磨としのぶ。
妓夫太郎・堕姫と宇髄。
黒死牟と複数の柱。
など、作中でも上弦との戦いでは柱側が何度も死の危険へ追い込まれています。
鬼には再生能力がありますが、人間にはありません。一度受けた傷が致命傷になる可能性があるため、長期戦ほど鬼側が有利になりやすいのです。
それでも鬼殺隊は仲間と協力し、命をつなぐことで上弦へ立ち向かっていきます。
上弦の鬼にも人間だったころがある
『鬼滅の刃』の上弦が魅力的なのは、単純に強い敵だからではありません。
彼らにも人間だったころがあります。
黒死牟には縁壱への嫉妬。
猗窩座には守りたかった恋雪。
妓夫太郎と堕姫には貧しい環境で支え合った兄妹の過去。
それぞれ異なる人生がありました。
もちろん鬼になって多くの人を殺した行為が許されるわけではありません。
しかし、「なぜこの人物は鬼になったのか」を知ることで、倒されたときの印象が大きく変わります。
敵にも人生を描くことが、『鬼滅の刃』の大きな特徴です。
まとめ|鬼滅の刃の上弦は鬼殺隊を苦しめる最強の鬼
『鬼滅の刃』の上弦は、鬼舞辻無惨の配下でも特に強い鬼たちです。
物語の中心となるのは、
上弦の壱・黒死牟
上弦の弐・童磨
上弦の参・猗窩座
上弦の肆・半天狗
上弦の伍・玉壺
上弦の陸・妓夫太郎&堕姫
です。
その後は、半天狗や妓夫太郎たちに代わって鳴女・獪岳も上弦となります。
上弦の魅力は強さだけではありません。
人間だったころの過去を知ることで、
なぜ鬼になったのか。
なぜ強さを求めたのか。
何を失ったのか。
という部分まで見えてきます。
そして上弦との戦いをたどっていくことで、鬼殺隊の柱や炭治郎たちの成長、さらには鬼舞辻無惨・継国縁壱・日の呼吸という物語の核心へつながっていきます。
『鬼滅の刃』を深く理解するなら、柱とあわせて上弦の鬼について知っておくと、物語をさらに楽しめるでしょう。


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